2019年12月28日土曜日

FPGACONF SD CARD 32GB 対応

先の記事で FPGA を config する為の装置を作成していると書いたが,実のところ 4GB のSD card からの読み込みは可能であったが,32GB 品を試してみると途中で止ってしまう.
止る所が bus 幅を 1 bit から 4 bit に変更した直後であったのそのあたりを色々知らべた. SD spec 的には, CMD7 を送った後に ACMD6 (switch bus width) を送るというのが, 直後なのか, 他の CMD を送った後でも良いのか良くわらず, 色々試行錯誤した. しかし全く解決せず,hard 的な観点で見てみた,とりあえず D0 のみ pull up していたのだが, とりあえずなんでもよいから全 bus pull up してみた.

結果はこれが問題で, 回収後問題なく動作する様になった.

2019年11月21日木曜日

FPGA configurer の作成


FPGA を使用する為には外部より FPGA のコンフィギュレーションデータを転送する必要がある. 多くは serial flash rom から転送を行なうが, 動作が安定しデータの書き換えが必要なれば問題ないが, 開発段階では何回も serial flash rom の更新が必要になる. その場合, JTAG やなんらかの書き換え装置が必要になり, 使用者全体に JTAG を配るか, 一度機器を手元に送ってもらい書き換えて再び発送をするかになる.
本機はその煩わしさから開放する為, コンフィギュレーションデータの格納をSD カードを使用し, 書き換えが必要な場合は SD カードを PC に挿し更新された file PC 上でコピーし, その後 SD カードを本機に挿す事で簡単に更新できる様になり更新の手間が削減される


基本仕様

- CPU STM32F730 200MHz@ 3.3V, 180MHz@1.8V
- SD card 内の bitstream data FPGA に転送
- SD 50MHz 4bit FAT16, FAT32
- FPGA I/F SPI 50MHz(max), 8 bit parallel bus 66MHz(max)
- Chip Select , 8 (STM32F730V 5 本に制限)
- PROGX, DONE, GPIO 8


ソフトスタック


上記はソフトウェアスタックで諸般の事情により ST が出している SDK を使用せずに各スタックをスクラッチから書いている. 簡単に動作内容を示すと, FAT でフォーマットされたファイルシステム上にある init.txt を読み, そこに記述している処理を順次実行していく. その一つに fpga の bitstream ファイルを読みその内容を fpga に転送するスクリプトも含まれる.

結果
bitstream を SD に入れてコンフィギュレーションできる利点は先に述べた通りで, 十分に便利である. ここで問題なのはコンフィギュレーション時間である. 現状ボトルネックは, 計算上, SD からの読み出しである. Clock 50MHz, 4bit 幅の為, 上限 25MB/s となり, 約 80MB の bitstream の場合 3.2sec 程度で読み出せるはずであるが, 実際は SDIO の read コマンドを出してからデータの転送準備ができるまでの無転送期間がある為,今回使用したカードでは実際はおおよそ 4.5sec 程度かかる. ただしカードによって変化すると思われるので, おおよその目安にはなるだろう.


2019年10月21日月曜日

PDF の追加編集 (xournal)




基板の rework などで回路図に変更点を PDF に書きいれるのに xournal を使用する.
PDF を直接編集するのではなく, 別途変更 project file が用意されそちらを追加変更していくので, 以前の変更の再変更などが簡単である.

1. textの追加
2. 自由曲線 (鉛筆 tool)
3. 直線 (自由曲線を直線に自動変換)
4. 円 (自由曲線を円に自動変換)

できてほしい事 (やりたいけどできない事)
a. 矢印直線
b. 矩形描画


とりあえずは回路図に comment を入れられるだけでも有用!

ubuntu では sudo apt install xournal で使用できる


--- 2020/05/22 追記
いまは xournalpp がある.
    sudo apt install xournalpp
で install
なにが良いって, wacom の tablet で手書き文字が使えるのがいい.
いままで, 回路図の check や検討会的なものをするのに紙に書いていたが, pc に直接書き込める. また, 複数人数で remote work しながら画像 share しながら書き込んたものも共有もできる.

Openocd の STM32F730 対応

STM32F730 で openocd を中継し gdb から target remote :3333 で接続すると, 即座に disconnect される. Openocd の comment 的に "gdb_memory_map disable" したらどうと出てくるので, 本当にテキトーな場所 ("jtag scan chain" の if block のした) に "gdb_memory_map disable" を入れてみた.
問題なく接続できる様になるが, 今度は break point の設定をしても cpu を stop できないみたいである.
今度は "gdb_breakpoint_override hard" を入れた. それでも stop できなかった.

まぁ, とりあえず RCC の設定ができる様になったからいいか...
本当に必要になった時に調べるとするか


### 環境
Ubuntu18.04.3
openocd 0.10.0 (apt instll そのまま)
gdb-multiarch 8.1.0.20180409-git (apt install そのまま)

### 変更点
1. copy
cp /usr/share/openocd/scripts/target/stm32f7x.cfg /usr/share/openocd/scripts/target/stm32f730.cfg
2. stm32f730.cfg に以下の下 2行を追加

#jtag scan chain
if { [info exists CPUTAPID] } {
   set _CPUTAPID $CPUTAPID
} else {
   if { [using_jtag] } {
      # See STM Document RM0385
      # Section 40.6.3 - corresponds to Cortex-M7 with FPU r0p0
      set _CPUTAPID 0x5ba00477
   } {
      set _CPUTAPID 0x5ba02477
   }
}
gdb_memory_map disable
gdb_breakpoint_override hard

3. openocd の実行
 
openocd -f interface/stlink-v2-1.cfg -f target/stm32f730.cfg

2019年9月7日土曜日

USB3.0 SuperSpeed の suspend を行なわない様にする

USB3.0 SuperSpeed (以下 SS) を使用していると, 表面上いままでの USB2.0 HS, FS となにも変わらず使用できますが, 消費電力削減の観点から SS が使える active 状態の U0 と SS もしくは device が suspend 状態の U1, U2, U3 があり, 通常 OS として SS の転送 rate が低い場合は  suspend 状態に遷移する様にしているが, video など頻繁な転送を行なう場合は, suspend に入ってしまうと, active 状態の U0 に入るのに時間がかかり転送が drop してしまう.
そこで,
1. host 側の OS で suspend に移行しない様にする
2. target 側で suspend を reject する
事で, active 状態の U0 のままにする事ができる.

USB 3.2 Spec page 190 より

linux では

echo -1 > /sys/module/usbcore/parameters/autosuspend

とする事で上記 1を実現できる.

2019年8月12日月曜日

生命保険の契約変更の変遷とその他保険について

 終身保険の払済をしたのは先の通りですが, あまりにもお粗末な保険契約について他の方の参考もしくは反面教師になればとここに記します.

学生の時に, 保険に入るローカルブームがあり, 終身 1000 万円, 一時払い 2億円 (!!!) の保険を入った. 当時月額 22000 円程度のものに入った. 何故入る必要があるか, 幾ら入る必要があるかなど全くなく契約した. 2 年後一時払い 2 億円はどう考えても必要ないので (それでも) 5,000万円の契約に変更した. もちろん独身で実家暮しなので全く必要ない. その後, この一時払いも無くした. 証書もどっかに行ったので詳細は忘れてしまっているが, この状態で暫く支払っていた. 契約から 20 年立ち保険料も 2,000 円ほど上り, 平成 26 年に入院給付金も解約した. そして今年平成 31 年 (令和元年) 終身部分も払済にし, 保険会社に支払う保険料は 0 円になった.

契約内容の変遷
この間, 大事故も病気もせず保険にお世話になる事はなかった. もちろん丈夫な体にしてもらった親に感謝であるが, マネーリテラシーがまったくないおバカな保険屋に都合の良い客になっていた. なまけものに最適なインデックスファンドの定期的買付け投資を始めてから保険と投資もしくは貯蓄をやっと切離して考えられる様になってきて, 頭だけでなく体で行動が起せる様になってきた.
いやー, それにしても細かく減額をしていったなぁと思う, 若い自分が前に行たら, 保険はいらん! こつこつインデックス投資しろと言いたい.


最近は保険に関する指南 (暴露) 本やブログ, youtube など参考にできる情報が多数あり, やっとちゃんと頭の中に入ってきた. なんともボーっと生きてきたと残念な感じである. しかし, 性格や考えはそう簡単に変わらないし, 変えようとも思っていないので, 死ぬまで続くであろうが, それでも今色々変えていけるのはよかったと思う. しかしまだ個人年金保険や地震保険の解約, また火災保険を火災共済への変更が残っているが, ぼちぼちやっていこうかと考えている. もちろん資産もそれほど無ければ多少の月額の保険料を払って家族が路頭に迷わないもしくは軽減できる様にする必要があるが, 現状それは問題ないのではないかと考えている.

現状考えている最低限必要な保険は以下と考えている.

- 火災保険 (地震保険なし)
- 個人賠償責任保険


場合において必要なのは

- 団体信用生命保険 (家を借金で購入した場合)
- 任意自動車保険 (車を所有している場合, 車両保険はなし)
- 掛捨生命保険 (家族が生きていく為の十分な資産を確保できていない場合)


とにかく貯蓄型の生命保険や個人年金保険は必要ない. 貯蓄と発生確率は低いが自分が払い切れない事態の為の保険を組み合せるのは, 目的と手段が正しく認識できていないと言わざるを得ない. 貯蓄したいのであれば, 債権もしくは株式に投資すれば良いし, 保険は掛け捨てでコスト重視の商品を購入すれば良い.

最近, えっ! そうなのと思ったのが地震保険で, この保険は建物の為の保険でなく, 地震による火災で家屋が消失した時に直近の生活が路頭に迷わない様にする為の物だと知った. その為, 火災保険で契約した家屋の保険料の半分が上限となっていて 100% 保証されるわけではない. 要するに地震での火災は保証しないという事だ. もちろんお金に色は着いていないので家屋の為に支出する事ができるが, それにしては保険金が高い.

とにかく, 次のターゲットは, 火災保険 (地震保険) を火災共済に変更する事かな.

生命保険控除を捨てて, 契約していた終身保険を払済みにした.

以前より契約していた終身保険を払い済みにした. 保険内容は死亡時 1000 万円の保険で, 契約当時は特約など色々付けていて徐々にダウンサイジングして最後の最後に終身保険のみのになっていた. 月約 8000 円程度の保険金でお宝保険と言われる部類の保険なので満期まで払うのも良いが, 以下の理由で払済にする事にした. この払済は, これから支払う分を停止して, 今まで支払った金額のみの運用とし, その分死亡時に受け取る保険金を減額するものである. 払済にする事でどれくらい保険金が減額されるかは, 支払った金額と契約時の利率などで計算されるので, 正確に知るには保険会社に確認が必要になる.

今回窓口に行く前にチョー概算で計算して, 自分自身納得いくかどうか考え, 払済にする理由 (大義名分) を挙げてみた

- 保険はインフレに弱い (保険受け取り時の 1000 万円の物の価値が現在より低くなる)
- 長期資金が流動性が低くなる.
- 解約返戻金が支払金額に比例せず指数的 (始めの頃は損をする)
- 死亡しても家族が路頭に迷わないくらいには資産を確保した.
- 死亡保険なので自分で使えるわけでない (余命半年宣言で支払, そんなん使える状態か!).
- 概算 600 万円程度になると算出

特にインフレに弱い事, 流動性がなくなる事が最大のリスクと考えたのが大きい. もちろんそれなりの資産を確保という前提にある.

早速, 窓口に行き払済を伝えると, 払済前の状態の契約明細を出していただき, 払済後の受取保険金額を出してもらった. そこで示されたのは, 約 780 万円という事だった. 約 78% off であるが, 自分的なテキトー概算よりは十分もらえそうなので, 即決で払済にした. 勿論対応していただいた方から, "お宝保険なのでこのまま払い続けた方がいいですよー", また "今回払済にする理由はなんでしょうか" とか一応お決まりの言葉があったが, あまり色々言わなかった. まぁ, インフレがどうとか流動性がどうとか相手は十分わかっている話なので, 単に息するために話をするだけなので, お茶を濁した...

これで月々 8000 円の相対的に手取収入アップとなる. 本来なら, ETF, 投資信託の積立の金額 up なのだが, いまは積立金額ダウンをしており, 早く来い来い大暴落状態で, 現金を増していこうと思う.

まぁどうでも良いが, まだ個人年金保険の契約もあり, 月 1 万円の支払をしている. 手数料として毎月 0.3% の 30 円を払っており, まだ良心的な手数料だとは思うが, これもやはり, インフレリスク, 流動性をなくしており解約したいところだが, 会社の福利厚生の一貫のものを契約しておりちょっと面倒なので, とりあえず退職までは持っておくか...

2019年8月5日月曜日

一般 NISA の米国株式を特定口座に移管した時の株価とドル円レートについて

 先日 一般 NISA 2016,17 年の VTI を特定口座に移管  で書いた通り VTI を特定口座に移管したが, 移管時の USD の株価と USDJPY は, 移管後の口座内にある USD での株価, ならびに JPY の総額から USD の株価ならびに株数を割ったものから求めていたが, 2 回目以降はこれでは不明確になる. その為コールセンターに問合せて, 移管時の USD の株価ならびに USDJPY を知る方法があるかを問合せた.

回答は, 四半期に送られてくる "取引残高報告書" で確認せよとの事だった.
しかし, ここで分るのは

- 取引日
- JPY の株価
- JPY の総額

JPY のみで USD 関連は全くわからない.
そので言われたのは, 取引日から Yahoo finance などから USD の株価の終値を取得, その後 JPY の株価から USD の株価を計算してくださいだった.

直近の取引残高報告書は 9 月に来るはずなのでそれで確認しようと思う.

2019年8月1日木曜日

12TB RAID5 fsck 通らず. 被害 10 filesで復活

またまた, 12T RAID5 がおかしくなり, SAMBA 系由で file が見えなくなった.
Ubuntu 上からも見えなくなった. というのも, この Ubuntu マシンは足元に置いていて, オットマン状態になっていて, ちょっとした拍子で PC を動かしてしまった. その時に eSATA が unlink 状態になったのだろうと想像される.

reboot 後, 普通に fsck が通ると思ったのだが, 全く通らない. とりあえず 1日待っても fsck が通らない. というか fsck 自体が cpu load avarage が 100% のままずーと進まない状態になっていた.

root@xxx:/home/yyy# fsck -y /dev/sdb
fsck from util-linux 2.20.1
e2fsck 1.42.9 (4-Feb-2014)
/dev/sdb contains a file system with errors, check forced.
Pass 1: Checking iノードs, blocks, and sizes

Running additional passes to resolve blocks claimed by more than one iノード...
Pass 1B: Rescanning for multiply-claimed blocks
Multiply-claimed block(s) in iノード 12: 375912184
Multiply-claimed block(s) in iノード 56102605: 120293546
Multiply-claimed block(s) in iノード 256639065: 1029258958
Multiply-claimed block(s) in iノード 586416835: 898879174
Multiply-claimed block(s) in iノード 717885620: 375912184 1029258958 120293546 898879174
Illegal block number passed to ext2fs_test_block_bitmap #3422481702 for multiply claimed block map
Illegal block number passed to ext2fs_test_block_bitmap #4258085766 for multiply claimed block map
Illegal block number passed to ext2fs_test_block_bitmap #2964345158 for multiply claimed block map
Pass 1C: Scanning directories for iノードs with multiply-claimed blocks
Pass 1D: Reconciling multiply-claimed blocks
(There are 5 iノードs containing multiply-claimed blocks.)

File /disk1 (iノード #12, mod time Wed Mar 11 22:20:48 2015)
  has 1 multiply-claimed block(s), shared with 1 file(s):
    file.201907170.img (iノード #717885620, mod time Sat Sep 18 14:15:14 2100)
Clone multiply-claimed blocks? yes



とりあえず file.img がおかしい事がわかったが, fsck が通せないので, とりあえず mount して ls すると以下の通り
超絶おかしな状態になっていた.

-rw-rw-r--     1 ppp        sssss            890  7月  5 07:08 file.20190716a.txt.1~
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907170.dat
drws--x--- 34433  343389890 1888527826     49152  8月 12  1964 file.201907170.img
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907170.tar.gz
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907170.txt
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907170.txt.1~
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907170.txt.2~
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.20190724a.dat
s--Srwx-wt 40825 4203306669 2869282342         0  3月 31  1979 file.20190724a.img
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.20190724a.tar.gz
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.20190724a.txt
-rw-rw-r--     1 ppp        sssss         558035  7月 26 07:07 file.201907260.dat
-rw-rw-r--     1 ppp        sssss         189880  7月 26 07:05 file.201907260.img
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907260.tar.gz
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.201907260.txt
-rw-rw-r--     1 ppp        sssss           1060  7月 26 07:12 file.201908xx0.txt
-?????????     ? ?          ?                  ?             ? file.txt



permission, uid, gid などが ??? になってしまっている. またそうでなかったとしても regular file が directory file になっていたりする.
とにかく, ほとんど file はなくてもなんとかなりそうだが, file.txt は残しておきたいと思ったのだが, copy しようにも I/O error となる. おかしな状態のものは抹殺しようと rm したがこれまた I/O error となる. ls -il で inode を表示させても ? 状態でとにかく何もできない... file の情報だけあった inode は開放されているのではないかと思う.

そこで, とにかく file 情報を消す方法がないかと調べてみると debugfs でできそうな感じがし, とりあえず debugfs を動作させた.

 debugfs -w /dev/sdb

多少挙動が違うが, 一般的な shell の様 cd, ls が使えた. ただ ls は less 想像のものが動作し, 微妙に使いずらい. また, console の history に残っていないので, どの様に表示されたかなどここに書く為の情報はなくなってしまっている. ただ, やった事はとりあえずすべての ? 状態の file を rm していった.





すべての ? 状態の file を消し, debugfs を抜け再度 fsck してもやはり,

  has 1 multiply-claimed block(s), shared with 1 file(s):
    file.201907170.img (iノード #717885620, mod time Sat Sep 18 14:15:14 2100)
Clone multiply-claimed blocks? yes


file.201907170.img は "drws--x---" の file で, regular file が directory file になってしまっている. しかも suid 状態!!!  とりあえず rmdir で削除や cd で中に入ろうとするができない. もともと regular file なので, それはあたりまえかと思う. とにかく 644 にしようと思うが, 通常の mount した状態からは chmod が不可能だった. やはり debugfs の出番だ.






debugfs では chmod らしきものは "modify_inode" で, inode を持っている file に対して属性を変更できる (今回はなぜか 666 に変更)
すべては表示しないが, Mode のみ変更し, あとは enter をひたすら連打した.

debugfs:  modify_inode file.201907170.img
                          Mode    [044710] 666
                       User ID    [46786]
                      Group ID    [42450]
                          Size    [49152]
                 Creation time    [-251420407]
             Modification time    [-170039582]
                   Access time    [987520066]


debugfs 上で再度 ls をすると, ? 状態はすでになくなっているが, その他の file も正しい uid/gid に変更されすっかり問題がなくなってしまった.

最初から fsck で file.201907170.img がおかしいと出ていたので, ひょっとすると残しておきたかった file.txt も問題はなかったのかもしれない.
しかし, すでに debugfs で rm 済みなので, もう帰ってこない. といっても, emacs の backup file があったので, そこから直近のものだけを書き加えてそれっぽく復旧しておいた.

fsckでいくらたっても終らない状態になった時は,
fsck で erorr になっている対象のみ, mount -o ro で確認や debugfs で確認し, 変更もしくは削除の対応をした方が良い. それを何度か繰替えせば, どの file も消さずに復旧できたかもしれない. とはいえ eSATA で HDD を外部接続しているのでそれが問題と思うので, HDD を 2つ購入し PC に内蔵し, 1つは現在の RAID の代り, もうひとつは rsync で一日一回 backup を検討している.
本来はオットマン状態の PC を机の上にするべきであるが, それは改善しない...

2019年7月27日土曜日

STM32F730 の USBHS を使用する場合の外部 clock 選定に注意

 
 PC 側と USB target device 側の clock 同期の参考にする為に USBHS にて
1.  uSOF の値の取得
2.  uSOF 時の target device 側の clock のカウンタ値の取得
3.  他のなんらかの周期的な信号の入力時の 1, 2 の値の取得
4.  取得した値を USB にて PC に転送
するものを作成している (結果的に必要なさそうになっている).

とりあえずテキトーに基板を作成し, boot までさせたのだが, USBHS 実装に手間取っている. USBHS PHY の PLL が lock をしていない様に思えた. そこで調べてみると, STM32F730 にある USBHS (PHY内蔵) を使用する場合の PLL1 の入力周波数は, 12, 12.5, 16, 24, 25MHz となっており, 今回使用した 26MHz はリストにない. とは言え, core 用の PLL で 24MHz など作って入れれば良いかと思ったら, HSE (外部クロック) から直接の入力になるとの事. 見てなかった...




USBHS PHY 用の PLL1 の入力 path は??? え!!!  (赤い部分)



今回, 26MHz 発振器を MCU と SI5351 に分配しているので, SI5351 の余っている出力の 1つを 24MHz 出力を追加してそれを, MCU の入力にしようと考えている. もし, ng そうであれば, 24MHz か 25MHz の発振器を購入しようと思うが, VCXO を使いというのがあるので, それほど市場在庫がない.

ただ.
1.  とりあえず SI5351 で 26MHz -> 24MHz が出せる
2.  諸般の事情でこの回路の必要性がなくなった

ので 24 もしくは 25MHz の発振器を買ってまで最後までやる必要があるか??? というのがあります...

一般 NISA 2016,17 年の VTI を特定口座に移管

上げに上った US 株式ですが, そろそろリセッション, 予備的利下げでもうちょっと上るだろうなど色々言われていますが, 今後の配当金にかかる日本側の税金優遇を捨てて, NISA口座にある VTI を特定口座に移管した. 水曜日に電話し申し込み書の依頼をし, 金曜日に受け取り, 土曜日中に投函, 火曜日に移管された. 移管日が直近では最低な価額になったが, 2016年から言うと十分に高値の価額での特定口座への移管となった.
しかし, 移管後に来た移管完了通知書には, 移管株数と円での総額が書かれているだけで, 対象の銘柄の USD での単価, USDJPY が書かれていない. 必要はないが, 別途 spread sheet で取り引き履歴を記録しているので, USD での単価, USDJPY の値が欲しい. とりあえず, どちらかが分れば, 分らない値は計算をすれば良いが, 2つもあるのでどうしようもない. ただし, 今回は始めてだったので, 口座内銘柄詳細で確認は可能で事なきを得て今回は, 1株あたり 151.80USD で移管できているが, 次回移管を実行するとまぜこぜになってしまうのでどうしようもない.
一応は証券会社に問合せる予定であるが, それっぽい価額で計算するしかないんだろうか...

2019年7月17日水曜日

ARCC を買ってみようかな

ARCC は BDC (Business Development Companies: 事業開発会社) の一つで Ares Capital Corporation の ticker です. BDC は収益の90%以上を配当すること等で法人税の優遇措置を受けていることで, 会社としては法人税負担がなくなり, 投資家は高い配当が得られる事で win-win なものとなっています. しかし, 投資先が中規模企業の株式および債権の投資となる為, SP500 インデックスを中心とした投資と比べると格段にリスクが高い商品となっています. 直近では, 一株あたりおおよそ $17 -- $18 ほどの価額となっています. 配当利回りは約 9% ほどとなっています. 90% を配当に廻すという事で, 株価の上昇はあまりありません. ところが, 2009年のリーマンショックを経験し, 株価が $3.4 ほどとなっています. しかし, 約 2年ほどで元の価額に戻っており破綻は免れています. ただし, その間も四半期配当は約 $0.4 ほど出しておりむしろ前後の期間より上っているのではないかとおもわれる状態です. 今後, 同じ事が起きた時は, 約 80% もの価額下落をガマンできれば, 配当利回り 50% に近づくくらいのになっています. ただし, 破綻しなかったから生存者バイアスがかかっただけの話だけかもしれません.

とは言え, この 9% (税引後 6% 程度) の配当は魅力的に感じできました. 当時 OneTapBuy でロボ貯でえらいリスクの高い (配当利回りが高かったのでそう判断した) ものを扱っているなぁ, と思っていたのですが, 色々な方が ARCC について書いた記事を見てみると, 多少買ってもいいかなぁと思ってきた. また, 日本円でのソーシャルレンディングの投資も行なっているが, 日本みたいな市場の小さいところでリスクを取る必要もないかとも思い少しずつ資産移動させればいいかとおも思う.

2018年後半から US 株式は不安定な動きを示しており, もうそろそろ急落すると言われながらもダウならびに SP500 は再高値を更新しており ARCC も比較的高値圏にいます. しかし下落を待ってもどうせ買えないので, とりえず 30 株 ($550) 程度買って, 配当で半期毎に 1株買えて嬉しい, 価額が暴落してれば四半期で数株買えて嬉しい, 破綻してしまっても $550 であれば被害は少ない (と言いきかせたい) ので, 衝動買いに近いが買ってみよう.

ちなみに以前, 高配当株と言われている PFF の購入も考えたが, 金融関連比率が 50% と高く, 経費も 0.46% と高めなので避けた経緯がある. しかし, ARCC はヘルスケアと業務サービスで約 40% なので精神衛生上問題は少ないし,  ETF っぽく思わせておいて実は個別株式という事で信託報酬みたいなのは存在しない. 昨今銀行に対する風当たりが強く, あまり収益が得られそうにないので, インデックスファンドに組み入れてれている分以外は購入を避けたい, とは言え瑞穂っぽいのを NISA で塩漬け状態で持っている事は内緒なんですよ.

2019年4月10日水曜日

NUCLEO64 用 USB HOST, TARGET CN 基板の作成


先の投稿の通り, STM32 で USB HOST を実装しようと考えた. NUCLEO の評価基板でとりあえずソフト実装を考えたが, NUCLEO64 は USB 機能のある CPU が実装されていても, DP/DN ポートは USB コネクタが接続されていない. 毎回ユニバーサル基板に USB コネクタを実装して NUCLEO に接続するのも面倒なので USB コネクタ基板を作成した.

仕様は以下の通り

1.  USB A, micor B を実装
2.  LED 2個
3.  PUSH SW 2個 (BOOT, Generic)
4.  SOP16, SOT23-5, SOT23-6 footprint

今回も fusion pcb で作成している.
発注の際, 両面, t=1.6, 5枚 であれば送料込みで $9.90 との事でそれで発注した.

2019年3月24日日曜日

USB Keyboard Mouse 切替器の作成 (検討)

最近の PC は PS/2 の keyboard, マウスはなくなり USB ばかりになった. それはそれで良いのだが, PCが増えるとその数のキーボードとマウスが増える事になり, 机の上がどんどん狭くなる. そこで, それほど同時に使用しないキーボードとマウスを切替器によって兼用していまえば不必要なものはなくせる.

そこで今回, USB Keyboard Mouse 切替器を作成してみようと思う.

仕様

4 pcs の PC の切替 (keyboard mouse)
1 HOST (Keybpard, mouse 側)
4 DEVIE (PC側)
切り換え時に PC のenum を発生させない
(単純に DN/DP を切り換える方式でなく, 一旦それぞれのレポートを解釈する)
切替情報を出力する事で, HDMI, DP の切替を検討する

HOST CPU:   STM32F4xx (USB host, bootloader がある事  TBD)
TARGET CPU: STM32L072 x4


開発案件

HOST (keyboard, mouse接続側)
     USB DFU による update を可能な cpu を選定
     USB type A CN CPU基板の作成 (新規, TARGETの回路も入れるかは未定)
     USB host controller HID の作成 (新規)

TARGET (PCに接続)
     REF-STM32L4 基板を使用 (か?)
     USB HID の作成 (KICADKEYを流用)
     PCから TARGET CPU の update (bootloader の DFU 使用)
     PCから TARGET CPU を経由して HOST CPU の update (CDCの実装)


PCに接続する TARGET CPU の board と firm は過去の流用が可能なので, キーボード, マウスを接続する HOST CPU の開発をすればで実現できそうだ.

IMU 専用センサーハブ IMU4P の作成

近年ドローンやロボティックスで, 自立走行などで IMU を用いる事が多くなった. 金銭的コストは IMU 1 つの情報で処理した方が良いが, 複数 IMU を使用して単体ノイズをキャンセルする事を期待して金銭的コストを払っても性能を重視するアプリケーションで使用が検討される場合がある. その際, 複数の IMU は 1 つのセンサブロックとして扱える様な物を用意しておくと, 使い廻しが可能で短期に開発が可能となる. ただし, 今回は複数センサのデータを演算して結果を返すのではなく, それぞれのデータをほぼそのまま上位に転送する機器を作成する. また, 複数センサは同じ物である必要はなく, 色々なメーカーのさまざまなセンサを接続できる様にする.

IMU センサ数:                   4 pcs
センサ側インターフェイス: 4 線 SPI
上位側インターフェイス:    UART 4Mbps, 8N1
上位側プロトコル:             timestamp, count, sensor 情報, crc
                                           ハンミング符号化によりエラー訂正可能
タイムスタンプ:                   28bit 外部クロック入力
CPU:                                  STM32L072
対応 IMU:                          ADXL345, BMI160, LIS3DHH, MPU8250


今回 hardware は, STM32L4-REF に STM32L072 を載せ, STM32L4-REF と IMU を接続する為の board を作成した.

IMU4P github top                github IMU4P files
IMU4P document                github IMU4P-01 dosument
IMUMB-01 schematics       github IMUMB-01 sch

2019年1月5日土曜日

やっちまったぜー, NISA 扱いの株式の特定口座への支払

以前 NISA で個別株式の購入をしていたが, ほとんどは売却してしまっていて, 現在は VTI 等の ETF しか購入していない. まだ大丈夫だと思っていたが一番古い個別株が, 年初に特定口座に払出された. まさかそんなに前のものが残っていたのかとちょっと落胆した.
と言うのも, 年末からの下落で, 買値の約 10 円安の払出し価額となってしまったからだ. ただ, 500株しかないので, ほぼ 5,000 円程度の評価損状態がベースとなった. 戻って売却しても申告分離課税で約 1,000 円の譲渡益税が掛る.

たかが 5000 円とは言え, これが最近投資している VTI などに適応されると, とんでもない事になりそうな予感がする. この払出しの件のちょっと前に VTI に対して年度毎にどれだけ購入したかをまとめすぐに分る様にしておいたので, 来年からはロールオーバーもしくは期日までに払出しの指示をしよう.

昔から言われていたとはいえ,
NISA は表向の表情とは違い地雷のある制度だ. くわばらくわばら.

2019年の貯蓄運用投資方針

2018年振り返り

2018年末の下落により対入金額で評価損益約 -0.3% となった. 昨年初は約 +2.9% だったのでかなり下落した. 現在リスク資産比率を約 60% としており, なおかついまだリスク資産, 特に米国株式 33 %, 先進国株式 (除く日本株式) 13% の資産比率に対し, 今回の下落分も含めそれぞれ 3.8%, 2.8% 少ない状態である. SP500 が去年初から約 -7.5%の下落を考えると, おおよそ投資比率程度の下落であると思われる. また, 労働収入税引前の約 60% 以上を投資 (現金債券等を含む) にまわせた.


今年の行動指針

引き続き労働収入税引前の最低 60% を以下の配分で投資していく. しかもほぼインデックスファンドで運用.
振り返りでも書いた通り, 本格的なリセッションが始まるかもしれなく, リスク資産の評価額が半分になる可能性も考慮しておく必要がある. しかし,

米国株式            33% (-3.8%)
先進国株式        13% (-2.8%)
日本株式              5% (+1.4%)
新興国株式           5%
商品 (金など)        2%
REIT                    1%
SocialFunding       1%
債券等                25% (+1.6%)
現金等                15% (+3.4%)

また, 配当は DRIP や手動での配当の再投資を行なう. 本格的なリセッションになると約 2,3 年は下落基調となるので, リスク資産の購入するのには丁度良い時期となる. 現状は 20 ケ月ほどで積立不足が解消される予定である. 日本株式の 1.4% 部分は今後再度上昇した時に NISA 部分の売却を検討する (根拠なき下落とも言われているのでそれを期待する).


指針変更の検討

1. 現状のリスク資産比率 60% を 70% にするか検討
  特に生活防衛資産を定めていないが, 現金にある程度の余裕があるのと, 資産資産運用効率を高める為にリスク資産比率を高めようかと考えている.
   低リスク資産に現金の他に債券等があるが, この債券等に退職金累計額が含まれている. 現状厚生年金支払累計額を含めてはいないが, これらの資産は将来ある時点で一時金もしくは年金受け取りが発生する. その時点で急な投資比率の変化をさける為, 低リスク資産に含めているがリバランスには実質使えない. その為リスク資産比率 70%とすると, 債券等が低リスク資産のほとんどを占める事になり, 現金が少なくなりリバランス資金がなくなる. 70% でなく 65% にするなどの微妙な調整が必要かもしれない.


2. リタイアならびにその後の生活の検討
最低でも 10 数年後には現在の勤め先からアーリリタイアもしくは通常の退職する事が考えられる. 退職後, 必要な生活費, 教育費, その他費用, そして運用投資, 年金受給など見積をしておきスムーズな移行ができる様に気持ちの部分ならびに資産の部分を備える検討に入る. 老後の費用として現役時の費用の 70% 程度を見積ると良いみたいだが, 年間約 300 万円もと見積っておけば良いのではないか. これを年金受給, 配当収入, 資産取り崩しで 95 歳までまかなえれば良いかと思われる.


3. 海外証券口座へのドル送金と円からドル替えの手法の検討
現状, YJFXでドル替 -> SMBC prestia -> Fistradeでの送金を行なっている (いた). しかし, 手数料が約 3500 円ほどかかる. ならびに, Firstrade のドル受け取りが名義人口座でない為, 昨今のマネーロンダリング対策強化により送金できない機会もあると言われている. そこで Interactive Brokers (以下 IB) にてドル替し, ACHにて Union Bank -> Firstrade への送金を検討する. ただし, IB は流動資産として 10 万米ドル切ると口座維持手数料が 10 米ドル発生するので, その対策が必要 (今後 USDJPY=80 になる事を考慮に入れると12.5百万円が必要, うーん, 結構敷居が高い). すべて IB で管理すれば良いのだが, Firstrade は DRIP があるのでそちらで運用していきたい.

                                                                                                100万円        200万円
YJFXでドル替 -> SMBC prestia -> Fistrade                               約3,550円    約3,600円
SMBC -> IB円受取 -> IBFXドル替 -> Union Bank -> Firstrade     約1000円     約1,200円

IB でドル替できる様になると YJFX, SMBC prestia 口座は必要なくなる.