ARCC は BDC (Business Development Companies: 事業開発会社) の一つで Ares Capital Corporation の ticker です. BDC は収益の90%以上を配当すること等で法人税の優遇措置を受けていることで, 会社としては法人税負担がなくなり, 投資家は高い配当が得られる事で win-win なものとなっています. しかし, 投資先が中規模企業の株式および債権の投資となる為, SP500 インデックスを中心とした投資と比べると格段にリスクが高い商品となっています. 直近では, 一株あたりおおよそ $17 -- $18 ほどの価額となっています. 配当利回りは約 9% ほどとなっています. 90% を配当に廻すという事で, 株価の上昇はあまりありません. ところが, 2009年のリーマンショックを経験し, 株価が $3.4 ほどとなっています. しかし, 約 2年ほどで元の価額に戻っており破綻は免れています. ただし, その間も四半期配当は約 $0.4 ほど出しておりむしろ前後の期間より上っているのではないかとおもわれる状態です. 今後, 同じ事が起きた時は, 約 80% もの価額下落をガマンできれば, 配当利回り 50% に近づくくらいのになっています. ただし, 破綻しなかったから生存者バイアスがかかっただけの話だけかもしれません.
とは言え, この 9% (税引後 6% 程度) の配当は魅力的に感じできました. 当時 OneTapBuy でロボ貯でえらいリスクの高い (配当利回りが高かったのでそう判断した) ものを扱っているなぁ, と思っていたのですが, 色々な方が ARCC について書いた記事を見てみると, 多少買ってもいいかなぁと思ってきた. また, 日本円でのソーシャルレンディングの投資も行なっているが, 日本みたいな市場の小さいところでリスクを取る必要もないかとも思い少しずつ資産移動させればいいかとおも思う.
2018年後半から US 株式は不安定な動きを示しており, もうそろそろ急落すると言われながらもダウならびに SP500 は再高値を更新しており ARCC も比較的高値圏にいます. しかし下落を待ってもどうせ買えないので, とりえず 30 株 ($550) 程度買って, 配当で半期毎に 1株買えて嬉しい, 価額が暴落してれば四半期で数株買えて嬉しい, 破綻してしまっても $550 であれば被害は少ない (と言いきかせたい) ので, 衝動買いに近いが買ってみよう.
ちなみに以前, 高配当株と言われている PFF の購入も考えたが, 金融関連比率が 50% と高く, 経費も 0.46% と高めなので避けた経緯がある. しかし, ARCC はヘルスケアと業務サービスで約 40% なので精神衛生上問題は少ないし, ETF っぽく思わせておいて実は個別株式という事で信託報酬みたいなのは存在しない. 昨今銀行に対する風当たりが強く, あまり収益が得られそうにないので, インデックスファンドに組み入れてれている分以外は購入を避けたい, とは言え瑞穂っぽいのを NISA で塩漬け状態で持っている事は内緒なんですよ.
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